斎藤佑樹と澤村拓一の球質比較



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斎藤佑樹&澤村拓一のピッチャーとしての比較

斎藤と澤村では投げ方が異なるので、必然的に彼らの投球の仕方や持ち味も違ってきます。



例えば、沢村拓一と藤川球児(MAX153キロ)を比較しますと、藤川が日本のスピードピッチャーの代表格のような存在と見られているのは、ただ真っ直ぐが速いストレートを投げ込むという投げ方ではなく、ボールの縫い目の4箇所に指をかけて投げる“フォーシーム”を武器としているからです。ストレートが少し浮き上がるのがフォーシームです。これが他の変化球と合わさって藤川の球を速く見せているのです。これがいわゆる“球威がある”と形容されるピッチャーです。

この藤川に対して沢村の場合、藤川よりもMAXは速いが、純粋に真っ直ぐが伸びてくるストレートとされています。そのため、ストレートの速さの割には打者にとっては速くは感じず、バットに当てやすいともされています。これが大学時代での奪三振率の低さに表れていました(斎藤佑樹と比べても低い数値に留まっています)。



これが球質が軽いという意味です。このストレートの速さを磨く傍ら、その他の持ち球であるスライダー・フォーク・カーブ‥の変化球がストレートの球の軌道と同じように見えないと打者に感じさせるようなピッチングができれば“球筋(たますじ)”が良くなります。沢村のマックス157km/Hに速さを加え、球筋を良くすれば、必然的に“球が重く”なります。

一方、斎藤佑樹を見てゆきますと、斎藤の方が澤村よりも優れている点としては、速球では澤村に劣るが、スライダー、フォークにフォークに似た球の軌道を描くツーシーム、そしてカーブ、そして時間差で打者のタイミングを崩すチェンジアップ‥と、澤村よりも持ち球が豊富なので、その分投球の幅が広くなります。



ただ、違った見方をすれば、斎藤の投げ方は抱え込むようなフォーム、具体的にいえば体重移動が狭く身体が後ろに残ってしまうため、腕も振りきれないでいます。このようにいわば“手投げ”に近い投げ方であるため、打者の低目に投げ込む場合には球離れが早く、球を離す時には手首のスナップで押さえつけにいく恰好になっています。低目に投げ込む時、そのためこの手首のスナップが災いして?球の力が伝わらずにスピードも落ち、ツーシームのように若干落ち気味に変化してしまいます。

高校野球や少年野球にも関わってきた者からの他愛無い意見として、あえて意見を言わさせてもらいますと、沢村の場合、変化球をさらに磨いて緩急をつけ、かつ、その速いストレートを投げ込む時と同じ身体の使い方ができ、かつ、ストレートと同じ軌道でその他の変化球をも投げ込むことができれば、一流ピッチャーへの道へ一歩近づくことができましょう。



斎藤の場合、現状の抱え込む投げ方を続けた場合、低めの投球では球威が削がれても、その分、高めには力のある球がいくにはいきますし、縦方向の投球の変化も鋭いモノがあります。ただ、特に大学3年次以降、現状のストレートの平均MAXが140km/Hに届くか届かないかの間を彷徨った状況にあるので、高めの球も回が進むごとにプロの打者に捉えられることになるでしょう。得意の縦のスライダーも生きてこないことでしょう。



対策としては、大雑把な言い方になりますが、“手投げ”から修正して、身体の重心移動を伴うフォームを身に付け、ストレートのスピードを増すことに専念するか(これは大学3年次に取組み、この時は結局失敗したのでしょうか?)、あるいは沢村の対策同様、ストレートと変化球の見分けがつかない投球フォームを身に付けることでしょうか。斎藤投手の場合、肩の筋肉が柔らかいので、投じられた時に、打者の方からすると「いきなり投げられた」ような感覚に陥りタイミングを外されがち。それに加えて、球の軌道もストレートとその他の場合とで変わらないようにしか目視できないよう、打者の目を狂わせることができるように変化球の球筋の精度を磨いていくことでしょうか。あるいは老練なピッチングに磨きが掛かり、化ける可能性もありうるのではないでしょうか。

   

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