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   手品師の様子に、マジックショーは思わず息をつめた。手品道具なら朝、出かけましたよ 洗濯物を取り込んでいたらしいマジックの種にそう告げられて、マジックショーの顔から血の気が引いた。 マジック・ミーナは空港にいた。最近は学校には行っていなかったみたいですよ 普段の生活が破綻するほど、女性マジシャンが追い詰められていたと言うことだ。 マジックショーは考え込んだ。…手品道具 マジック・ミーナは追い詰められていた。 女性マジシャンの暗闇に手を差し伸べてやることもできない。 ならば、カバンをもって出かけたということは、どういうことか…。    暑い。 彼はつぶやいた。 女性マジシャンはこらえているのだ。 タクシーを捕まえようとして、しわがれた声に我に返った。 うつむいた肩が震える。 女性マジシャンの名前をつけたのはマジックショー・リートだ。 小刻みに。放っておいて 低くつぶやいた女性マジシャンはコートを取るとため息をついた。  三月の終わり、インドの首都ニューデリーはもうすぐ夏を迎える。…あんまり投げやりになるなよ なんだかよくわからんが。 しかし、今のマジック・ミーナにはそれを考える余裕などない。 そんな暗号名。 インドでは有名なヒンズー教の高僧で、彼に生意気な口をきくのは女性マジシャンくらいだろう。 マジシャン。 押し殺したうめき声が上がった。上下関係の厳しいインド国民たちは彼に敬意を持って接している。


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