彼の腕に抱きしめられた


びっくりさせちゃったやな……なんか、今日はおれんなこってがあってん」芽衣がやれこれ言おうってやるって、ホッってしたせいか涙が零れてきて、慌てて手ぇでぇ拭うわ。体裁を取り繕おったくて、なんかを声にしやうってやるが、涙に詰まって出てけぇへん。芽衣はタイミングを逃してしまい、ほな武内の隣に寄り添うだけぇ。芽衣は声を小さくしたちゅうわけや。どないしたって気になるもんは放っておけへん。 めっちゃ年下っては思えへん迫力でぇ。芽衣は、にっこりって笑顔を見せたちゅうわけや。なんでやねん、せやねん」労わるわうに手ぇの甲に唇を寄せて、武内は芽衣を見つめたちゅうわけや。武内のまっすぐな瞳をうまく見れなくて、俯おった。武内がぐいって背を押して、そのまんま芽衣は彼の腕に抱きしめられたちゅうわけや。 「かんにん。「ワイの気持ちは、深く考えへんでぇええよってに。おれんな緊張が芽衣を追い立てとる。さいぜんまでぇ悩んでぇおったこってを思い返すって、辛くなるそやけど。「やりがって、ほな、ってっておきのトコ、付き合うて」芽衣がゆうって、武内は嬉しそないに微笑んや。 「………」「それやり、展望台なんて、初めてやな」彼を拒絶してなおすこってが、今は出来あらへんで。たや、それだけぇなんや……」武内の視線は展望台の外、晩景へって移ったちゅうわけや。課長がいなくなっても、ワイがずっってねきにおる。「……武内くん」「やから、愚痴でぇも何やでぇも言うてええ。武内が切あらへんうな顔をしとったのが、ちびっとだけぇ苦しくて。


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